恐れ多いけれど、近いです。

今朝のNHKの日曜美術館に志村ふくみさんが出演されていた。
雑誌や本で拝見した事があって、素敵なものを作られるのは知っていた。しかし、話を聞いたのは初めてで少し興奮した。
80歳以上での新しい事への取り組み、そして、そのいきさつがピュアであり、自然である事。
話をしている姿は乙女のよう。(すごく失礼な言い方と思いますが、あえて)
昔、糸がすごく貴重だった時にある糸をつないで織ったものはもちろん生活の一部だ。今、同じようなものを織ろうとして、切った糸をつないで織ったとしてもそこには作為的なものしかない。それが嫌で、駄目だと思ったらしい。しかし、木工作家の黒田辰秋さんに、『昔と今のリズムは違う、今の時代にあったものを作れば良い』と言われて、吹っ切れたらしい。
また、織った着物のはぎれをずっと大切にしまい込んでいたらしい。切ったり出来ずに。それが、『病気をして違う所に着地したみたいで、、、、』、最近、そのはぎれで違うものを作られていた。はぎれで作った全然違う作品だった。
自分が特に『ああ〜本当、わかります』と響いたところだ。
うまく言えないが、『違う所に着地』なんて考え方、すごく好きで、近いです。
その言葉のまわりにはたくさんの時間の流れといろんな事があるでしょうが、その言葉にされた気がします。
言いたくても言葉に表せない事をすっきりしてもらった感じでした。



by itotoki | 2007-02-25 21:50 | 染織